ライトホープセンター
山口 翔吾さん
(2014年入職)
~人と人との関わりで生まれる支援の面白さ~

入職3年目に光道園の重複障害講座(担当の利用者の方への支援を1年かけて研究、発表、実践していく)を受けました。担当した方は言語での意思疎通が難しく、やりたいことは何か、何が楽しいと感じるかに向き合いました。これまでの生活歴や盲学校での記録をたどり、当時の教員にも偶然お話を伺うこともできました。記録映像などで熱心にその方のことを教えていただく中で、体を動かすことが好きだと知りました。そこで、現在の状況に合わせた学習運動を生活の中で組みこみました。すると、楽しそうに歌ったり、単語で発話が出てきたりするようになりました。私の思いが通じ、その方の思いを受け取れたようで、できることが増えていくやりがいを感じ、人と人とが関わることによって世界が広がっていく手ごたえを感じました。
~歩行訓練士としてもう一段進む理解と支援、次に伝える使命を胸に~
働き始めてから目標としていた歩行訓練士の資格を昨年取得しました!資格取得の学びから視覚障害の理解が一層進み、見え方によって必要な支援が違い、一人一人の見え方や状態に合わせた多様で適切な支援が大切であることを知りました。 福井県でも歩行訓練士はまだまだ稀な存在。その自分だからこそ、学んだことを法人に伝え、職員それぞれが支援に活かしてほしい、そして全体の質向上につなげたいと研修を企画しました。受講してくれた職員からは質問が出たり、「もっと視覚障害について学びたい」という感想もらったりと心強く感じました。利用者の方への支援の質向上は、地域で暮らす障害のある方の支援にも活き、誰もが暮らしやすいまちづくりに必ずつながってくるので、改めて歩行訓練士になったことで視覚障害のことを地域に伝えていく使命を感じています。

~やりがいを次の「やりたいこと」につなげられる環境で~

歩行訓練士を知ったきっかけは光道園に入職してから、その資格を持った先輩たちとの出会いがあったからです。先輩たちの支援にかける熱意にひかれ、気づけば自分も目指していました。それからずっと所属長に資格取得のため養成機関でのスクーリングの相談をしていて、上司も応援してくれていました。また、研修の企画を相談したときにも歓迎し、意見を柔軟に取り入れ挑戦させてくれました。 光道園は意欲を持った職員に応えてくれる先輩や上司がたくさんいます。そしてやりがいをもって取り組む職員の「やりたいこと」に関心を寄せてサポートしてくれます。 確かに福祉の仕事はたやすいものではないですが、大きなやりがいがありますし、あなたの熱量を活かすことができると思います。

~障害のある方がたくさんの愛を受け取れるように~
子どもが好きなこともあり専門学校では保育科を専攻していました。障害者支援施設で実習を行った際、利用者の方と関わっていたら時間があっという間に過ぎていて、関わりの楽しさを理由に福祉の仕事を考え始めました。 光道園に就職し5年ほど経った時に、健常者の方に比べ障害のある方が受け取る「愛(温かな関わりや、愛情)」は十分ではないと当時の課長に言われた言葉が胸に刻まれています。障害のある方と自分が関わり、人生の楽しさ、嬉しい瞬間との出会いを少しでも増やしたい。そう考えた時、支援としての姿がイメージできたのを覚えています。